250388

前回、【ダイエット物語1】炭水化物ダイエットで2週間でマイナス8キロ

この物語は、多少脚色していますが、真実の物語――ほぼノンフィクションです。
この物語を通して、ダイエットのヒントが見つかれば幸いです。

ある肥満男性が恋をしました。
年齢は30歳、体重は100キロ。
何の取り柄のないサラリーマン。
名前を田中デブえもん。

好きになった相手は彼とは真逆のスレンダー美人「鈴木やせ美」25歳。
芸能人でたとえると、佐々木希に似ているとか似ていないとか。

デブえもんは彼女を口説こうと思いましたが、やせ美は「デブは無理」という人でした。
落胆しながらも、奮起したデブえもんは「糖質制限ダイエット」に挑戦。
2週間で8キロ痩せるも、そのあとデブえもんの諦めやすく、面倒くさがり屋な性格が出てしまい挫折してしまう。
結局、デブえもんは糖質制限ダイエットをやめてしまったので、2週間で8キロリバウンドし、元の100キロになりました。

そんなデブえもん、糖質制限ダイエットの挫折に自己嫌悪に陥りながらも、ポテチを食べ、コーラを飲んでいました。

そこで、ある閃き!

このポテチと、コーラをやめれば、痩せるのではないのか!?
彼女のためにおやつ・間食をやめる「おやつ抜きダイエット」にチャレンジするのだった。

おやつで1500キロカロリー!?

やせ美とは会社では仲良くしていた。
でも、電話番号もメルアドもLINEも知らない、仲の良い同僚という程度だった。

「デブえもんさんも痩せてたら、かっこよさそうなのにね」

無邪気にそんなことを言ってくるやせ美に、デブえもんは心痛めながらも、

やせれば、チャンスがあるという……こと!?

と、希望を持っていました。
でも、デブえもんは面倒くさがりやなので運動をしようとは思いません。
とりあえず、おやつをやめよう、と考えました。

毎日、コーラ1.5リットル、ポテチ2袋を食べていたデブえもん。
カロリーにすると1500キロカロリーです。
30歳成人の摂取カロリー目安が2500キロカロリーなので、当然太ります。

逆にいえば、おやつダイエットさえすれば、痩せるということです!

デブえもんは今月の目標を立てました。
1.おやつを一切禁じる!
2.やせ美さんとLINEをする!

奮起するデブえもんでした。
おやつをやめるなんて、子どもでもできること!

そう思っていたのですが……。

おやつの魔力……甘いものが欲しい

デブえもんの限界はすぐに来ました。
3日目にはコーラが欲しい、甘いものが欲しい。
チョコレート食べたい、ポテチが食べたい……!

おやつの禁断症状

いきなり糖分を急激にカットしたことによって、脳みそが糖分を求めてしまう。
しかも、体重はすぐに減る訳ではない…!
この苦しみは糖質制限ダイエットよりも、苦しいものでした。

少しぐらいなら、良いか?

コーラをコップ一杯なら…。
ポテチを半袋なら…。
チョコレートも一かけらなら…。

それはダイエットを失敗するダメ人間の発想!
その一口が、最後。
食べたら、糖質制限ダイエットの時のように、ずるずるとダイエットを終えてしまう……。

それでいいのか? デブえもん!

デブえもんは自分を叱りつけるように、心の中でいいました。
デブえもんは根性のない人間だったが、糖質制限ダイエットのリバウンドを思い出す。
あの自己嫌悪。
8キロ痩せたのに、8キロリバウンドするという、単なる苦行。

ポテチ、チョコレート、ケーキ、コーラ、クッキー……。

悶々としながらも、デブえもんは耐えることにしました。
やせ美さんと付き合う為、そして情けない自分から決別する為……!

だけど、糖分の禁断症状から逃げることはできません。
デブえもんの思考も、糖分を求める本能に負けそうになりました。

しかし、デブえもんは耐え抜きました。
少しイライラするクセがつきましたが、1週間耐え抜き、3キロも痩せました。

糖質制限ダイエットよりも苦しかった分、その喜びもひとしおでした。
だけど、あいかわらずお菓子を食べたい、悶々とした気分は拭い去れません。
お菓子が頭から離れません。

……自分はきっと挫折する……。

それは予感よりも強い、確信めいた思いでした。

【スポンサードリンク】


やせ美の言葉

デブえもん、おやつ抜きダイエット10日目、すり減る神経と精神。
そんな時、やせ美と話す機会がありました。

他愛もない話をしていました。
やせ美は「最近お笑いにはまってるんだぁ、サンドウィッチマン面白いよねぇ」とか話してました。
デブえもんもお笑いは好きだったし、サンドウィッチマンは最高の漫才+コント師だと思っていたので、思わず嬉しくなりました。
いつもは仕事の話ばかりだったのに、ようやく趣味っぽい話しができたのが嬉しかったのです。

デブえもんの人生を変えたのは、やせ美の次の言葉でした。

「そういえば、デブえもんさん、少し痩せた? 肌も綺麗になったような。気のせいかな?」

うふふと笑うやせ美。
気のせいかな?レベルの話だったけど、デブえもんにとっては衝撃でした。
嬉しくて、嬉しくて仕方なかったのです。

本当は糖質制限ダイエットの時の8キロの方がやせていました。
今はまだ3キロしたやせていない。

でも、デブえもんにとって、今までダイエットを認めてくれたのは「体重計」だけでした。
他の誰も気づいてくれないし、デブの自分がダイエットをしているというのも恥ずかしかったのです。
孤独な戦いをずっと続けていました。

それを、気づいてくれた人がいる。
しかも、自分の好きなやせ美さんが気づいてくれた!

ある意味、これは運命だなとデブえもんは単純に考えました。
そして、おやつ抜きダイエットを続けようと、決意しました。
でも、デブえもんはヘタレなので、

「そ、そうかな? 気のせいじゃない?」

と、やせ美に返しました。
100キロが97キロになったよ、と言うのはやはり恥ずかしかったからです。
でも、がんばる力を得ることができました。

体重計ではなく、ダイエット効果を誰かに認められることはすごくうれしいことです。

やせ美の手作りクッキー

デブえもんはやせ美に「痩せたことを気づかれ」、おやつダイエットを続けました。
正直、苦でした。
でも、体重計を見ることや、やせ美に会うことが楽しみになりました。

3週間になると、体重も8キロ痩せて、糖質制限ダイエットの時と一緒になりました。
期間でいうと3週間ダイエットはデブえもんの中で一番長続きしています。

苦しみが多いけど、この苦しみの分だけ痩せている……そう感じると苦しみすら快楽でした。

だけど、ある日のこと、予想外のことが起きました。
やせ美が、手作りクッキーを会社に持ってきたのです。

え?

デブえもんは思わず思考停止しました。
やせ美さんの手作りクッキー食いたい! でも、自分はおやつは禁止!!

「デブえもんさんはたくさん食べてくれそうだね?」

やせ美は無邪気な顔をして、そんな残酷なことをいうのです。
デブえもんは……断れませんでした。

ひさびさのクッキーはやせ美が作ったおかげもあるのか、とても美味しく感じられました。

いろんな感情がこみ上げました。
嬉しい。でも、これで終わりだ。おやつ抜きもきっと挫折する……。

そんなデブえもんの想いを知らず、やせ美はにっこにこでした。

【スポンサードリンク】


おやつ抜きダイエット、成功?失敗?

デブえもんは「クッキー美味しかったなあ」とか思いながら、家に戻ると、
ここぞとばかりに母親が「ポテチ買ってきたよー」と言っていました。

誘惑。

「コーラもあるからねー」

激誘惑。

正直、デブえもんはポテチは食べたいし、ひさびさのコーラは飲みたいと思いました。
でも同時に不思議と「どっちでもいいかぁ」と思うようになっていたのです。
あのどうしても欲しかった禁断症状が消えていました。

あ。

その時、デブえもんはなんとなく思いました。
おやつ抜きダイエットに、成功した、と。

今、自分は「おやつを制御している」「自分の感情を制御している」と感じました。
それはずっと自堕落に過ごしてきたデブえもんにとって、初めての感覚でした。

「感情に流されない感覚」

理性で生きているのが人間なのだとすれば、感情を制した今、自分は人間になったのかもしれない。

あまりの喜びに、そんな意味不明なことをデブえもんは考えました。
思考はともかく、自信になったのは確かでした。
そして、この感情に流されない感覚こそがその後、デブえもんに劇的な変化をもたらすことになるのです。

そして、おやつ抜きダイエットを始めて、一ヶ月が経過した時、体重計は90を表示していました。
一ヶ月で10キロ痩せた……。

しかし、これはまだ通過点、ダイエットを続けよう!

デブえもんは明らかに何かが変わり始めていました。

勇気を出して、やせ美へ……

自信を手に入れたデブえもん、ある日の休憩時間にやせ美と話し機会がありました。

心臓がどきどき。

いやでも、今の俺には自信がある!

デブえもんは言いました。

「ラ、ライン教えてくれないかな?」

「いいよ」

あっさり。

やせ美のラインげっとおおおおおおおおおおおおおおおおお!

ガッツポーズのデブえもん。

そして、デブえもんの新たなダイエットの挑戦が始まる!!

次回、【ダイエット物語3】肌を綺麗にやせる為には緑茶?ルイボスティー?

………

……

デブえもんとラインの交換をしたやせ美。
やせ美は気になっていた。

デブえもんはどうやってあれだけ痩せたのだろう?

もともとはおデブちゃんだったやせ美。
実はデブえもんの痩せ具合も、事細かに気づいていた。
きっと、すごい努力をしているのだろう、と感じていた。

やせ美も25キロのダイエットに成功している。
それはほぼ1年ぐらいかけて痩せた結果だ。
その結果に導いてくれたのは「遺伝子ダイエット」である。

自分の遺伝子を調べれば、自分に適したダイエット法が分かる。
やせ美はそれを身をもって知っていた。
健康に、美しく、痩せる、一番の方法だと、やせ美自身思っている。

「デブえもんさんに教えてあげようかな?」

遺伝子ダイエットの情報をLINEで送ろうとして、思わず手が止まる。
理由は2つだ。
1.デブえもんがダイエットを口にしていないのに、遺伝子ダイエットをすすめるのは失礼ではないか?
2.なぜ、自分が遺伝子ダイエットを知っているか知られるのが恥ずかしい。

デブだった時の自分を知られるのは、すごく恥ずかしく、振り返りたくなかった。

やせ美はラインを閉じた。

⇒遺伝子博士で自分の遺伝子情報を調べる

【スポンサードリンク】